伝統・歴史・文化

喜屋武(きゃん)の綱引き

2014.06.17

2017.12.20


沖縄の綱引きは東(アガリ)と西(イリ)に分かれて綱を引きます。
多くは居住区分で東西を分けますが、喜屋武は違います。
二・三男はどこに分家しようと父親と同じ組に属します。
女が別の組の男と結婚すると当日は家庭で独立します。
かつては年間6回も綱を引いたというが今日では旧暦6月25日と26日の2日間だけです。
6月25日はカシチー折り目(豊作や健康の祈願)
6月26日はアミシの祈願(雨の祈願)
雌綱(西)には手綱、枝綱があり、雄綱(東)にはありません。
雄綱(東)は肩にのせて引くのが理想ですが、すぐに引きずりお下ろされてしまいます。
地面よりいくら上にあるかが東の勝敗を決めます。
イートゥ(調子)のとりかたも喜屋武の特徴です。
多くは乱れ引きをするが喜屋武は東西、交互に引きます。
イートゥを合わせます。
自分達が引く時にいかに全員の力を結集できるか。
それが勝敗のゆくえを左右する事になります。
喜屋武の綱引きは徹底的に勝負にこだわる。
2日間で3回引くが、両陣営とも3戦全勝をめざします。
だからこそ、血気盛んな青年たちを中心に度々「乱闘」が起こる事もあります。
野蛮に写るかもしれないが、綱引きが済めば当事者たちは一緒に酒を飲みかわします。
たかが綱引き、されど綱引き。
喜屋武の勝負の2日間。

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