龍頭制作に込められた技術 那覇市民ギャラリーにて首里城龍頭棟飾チームの陶壁・陶彫 土・手技 展 開催中

2026.03.20

首里城本殿の屋根を飾る「龍頭」。
その堂々とした姿の背後には、精緻な技術と長い時間をかけた制作工程があります。

制作は、5分の1の模型をもとに原型を拡大することから始まります。
その後、パーツごとに石膏型を取り、粘土を打ち込み、焼成。
さらに仮組みと分解を経て内部に補強材を施し、最終的に組み上げられます。

この工程において求められるのは、極めて高い精度です。
取り付け時の許容誤差は、わずか2ミリ。
わずかな狂いが、設置の可否を左右します。

また、今回の制作で大きな課題となったのが、沖縄の土の扱いでした。
従来使用してきた土とは異なる性質を持つため、材料として安定させるまでに、およそ1年の試行錯誤が重ねられました。

完成した龍頭は、単体で完結するものではなく、建築の一部として初めてその価値を発揮します。
屋根に設置され、下から見上げたときに感じる存在感こそが、この造形の本質といえるでしょう。

現在、制作工程や技術を紹介する展示が開催されています。
普段は目にすることのない「ものづくりの裏側」に触れることができる貴重な機会です。

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